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樹木害虫駆除

 薬剤には接触毒作用、食毒作用、浸透移行性などがある。
 接触毒作用・・・・・散布した薬が虫に触れた場合に効果を発揮するもの。
       マラソン、スプラサイド、オルトランなど

食毒作用・・・・・虫が薬のついた葉を食べたときに効果がでるもの。
スミチオン、ディプテレックスなどは4,5日、カルホスは20日以上持続性がある。
浸透移行性・・・・・茎葉にかかった薬液の成分が浸透し樹液に混じって
植物全体に移行するもの。エカチン、エストックスなど

 殺菌剤・・・・・病原菌によって起こる病気を駆除する薬剤。マンネブダイセン、ベンレートなど
 注意・・・・薬剤によっては購入時に認印、身分証明書などが必要。薬剤に点着剤などまぜると効果が長持ちする。

樹木名・・・・・害虫名

アオキ・・・コナジラミ、カイガラムシアブラムシなど。   
アオギリ・・・カイガラムシアメリカシロヒトリマイマイガなど。
アジサイ・・・ハダニ、アオバハゴロモカイガラムシ、ミノガなど。 
アセビ・・・カイガラムシグンバイムシ、オオミズアオなど。
アベリア・・・カイガラムシアメリカシロヒトリマイマイガなど。  

ウメ・・・カイガラムシグンバイムシオビカレハイラガアメリカシロヒトリドクガ、ミノガなど。

エノキ・・・アブラムシカイガラムシアオバハゴロモアメリカシロヒトリ、ミノガ、イラガなど。

カイドウ (ヒメリンゴも含む)・・・カイガラムシオビカレハグンバイムシドクガなど。   
カシ・・・カイガラムシ、ゾウムシ、マイマイガ、ミノガ、マメコガネなど。  
カエデ (モミジ類)・・・カイガラムシイラガマイマイガ、ミノガ、ハキリバチなど。
カキ・・・カイガラムシアメリカシロヒトリイラガ、ハマキガなど。  
カナメモチ・・・アブラムシアオバハゴロモ、ドウガネブイブイなど。

クスノキ・・・グンバイムシ、キジラミ、オオミノガ、アオスジアゲハなど。  
クチナシ・・・カイガラムシ、オオスカシバ、アオバハゴロモなど。
クヌギ (ナラ類)・・・アブラムシマイマイガ、ミノガ、ハマキガなど。

ケヤキ・・・アブラムシカイガラムシマイマイガ、ミノガなど。

サクラ・・・カイガラムシアブラムシグンバイムシ、スカシバ、モンクロシャチホコオビカレハアメリカシロヒトリマイマイガイラガ、ハマキガ、モンシロドクガなど。

ザクロ・・・カイガラムシアブラムシイラガ、ミノガ、ハマキガなど。
サツキ・ツツジ・・・カイガラムシグンバイムシ、ハダニ、マイマイガチョウレンジハバチ、コガネムシ、ハマキガなど。
サルスベリ・・・・カイガラムシアブラムシ、オトシブミ、ミノガなど。
サンゴジュ・・・カイガラムシアブラムシアメリカシロヒトリ、ミノガ、サンゴジュハムシなど。

シャクナゲ・・・ハダニ、グンバイムシカイガラムシ、ハマキガなど。
ジンチョウゲ・・・カイガラムシアブラムシ、スズメガ、アメリカシロヒトリなど。

タケ・ササ・・・カイガラムシアブラムシ、タケカレハ、タケノホソクロバなど。

ツゲ・・・カイガラムシ、ハダニ、ツゲノメイガ、クロネハイイロハマキ、マエキオオエダシャク(尺取虫)、オオトビスジエダシャク(尺取虫)など。

ツバキ・サザンカ・・・カイガラムシチャドクガアブラムシ、コナジラミなど。
ツタ・・・カイガラムシ、コスズメ、アメリカシロヒトリなど。

ハギ・・・カイガラムシアブラムシ、コガネムシ、オトシブミ、アオバハゴロモ、ミノガなど。
ハナミズキ・・・カイガラムシアメリカシロヒトリマイマイガイラガドクガ、など。
バラ・・・カイガラムシアブラムシグンバイムシ、ハダニ、チュウレンジハバチアメリカシロヒトリドクガシャチホコガなど。

ヒサカキ、ハマヒサカキ・・・カイガラムシアオバハゴロモ、コナジラミ、ホタルガなど。

ヒマラヤスギ・・・マツカレハカイガラムシなど。

フジ・・・カイガラムシアメリカシロヒトリマイマイガ、ハキリバチ、コガネムシ類など。
プラタナス・・・アメリカシロヒトリイラガマイマイガ、ミノガなど。

ボケ・・・カイガラムシアブラムシグンバイムシアオバハゴロモオビカレハなど。

マキ・・・カイガラムシアブラムシ、ハマキガなど。

マツ・・・カイガラムシ、アワフキムシ、マツカレハなど。

ミカン・・・カイガラムシアブラムシアオバハゴロモ、ミノガ、カメムシなど。

ムクゲ・・・カイガラムシアブラムシ、ミノガなど。

モクセイ・・・カイガラムシ、ハダニ、イボタガ、テントウミノハムシなど。

モチノキ・・・カイガラムシ、コナジラミ、ハマキムシなど。
モッコク・・・カイガラムシアブラムシ、ハマキムシなど。
モモ・・・カイガラムシアブラムシアメリカシロヒトリオビカレハ、クスサン、マイマイガなど。

ヤマモモ・・・カイガラムシ、ハマキムシなど。


害虫絵 (毛虫は幼虫)

アメリカシロヒトリ

体長約30ミリ
サクラ、カキ、ハナミズキなど極めて多犯性の毛虫。6.7月 8,9月年二回発生。スミチオン、マラソンなどで退治

 チュウレンジハバチ

バラやツツジなどを食害。年数回発生。カルホスなどで退治。
 アブラムシ
 体長約2ミリ
アブラムシ類は新葉などに群がって吸汁。スミチオン、エカチンなどで退治。鉢植えの場合などには粒剤なども効果がある。オルトラン粒材など

 アオバハゴロモ
体長約10ミリ

広葉樹の新梢や細い緑枝に群生して吸汁。5〜7月に発生。成虫は蝶のように縦にとじた淡緑色の三角形。
薬に弱いのでどの薬でも直接かかれば殺せる。
 グンバイムシ

体長約3ミリ
ツツジなどによく軍配する。葉の裏から吸汁し、葉を白絣状にする。スミチオン、エカチンなどで退治。

 オビカレハ

体調約60ミリ
おもにサクラ、ウメの葉を食べる。
モモやリンゴ、バラなども食べる。
老齢幼虫は灰青色で背面は橙色。
前面に白い毛がある。
どの殺虫剤でも液体が体につけば殺せる
 ドクガ

体調約40ミリ
ケヤキ、ツツジ、コナラ、カキなど多犯性な毛虫。4〜10月ぐらい。幼虫で越冬する。
カルホス、スミチオンなどで退治。
チャドクガ

ツバキ属植物を暴食する。刺されるとかぶれ、とても痒い。植木屋泣かせの虫である。見かけたら即座にスミチオン、カルホスなどで退治。(写真は幼令幼虫)
 マイマイガ

体長約60ミリ
サクラ、ツツジなど極めて多犯性の大型毛虫。老熟幼虫は6センチちかくもなり大変気持ち悪い。スミチオン、カルホスなどで退治。
 オオスカシバ

約80ミリ
クチナシ類の葉を暴食する大型芋虫。おしりに角のようなものがある。スミチオン、マラソンなどで退治。
イラガ
体長約20ミリ

年1,2回発生。7月が最盛期。多数の角状突起があり刺されると痛い。
スミチオン、カルホスなどで退治
マツカレハ
体長約70ミリ
各種マツ類に発生する刺す毛虫。年1回発生。幼虫で越冬。
スミチオンなどで退治。
持続的食毒作用が長いカルホスなどが合理的。
モンクロシャチホコ

サクラ、ウメ、モモ、ナラ、カエデなどを暴食する。6〜9月発生。
老熟幼虫は紫黒、老齢幼虫は暗紫赤。毛がある。
カルホスで退治。
カイガラムシ

 
大変沢山種類がいる。予防の難しい害虫である。5〜7月にスプラサイド、カルホスを散布。12〜2月下旬にマシン油乳剤を散布。
  
 タケノホソクロバ

 体長約18ミリ

タケやササの葉を食害するやや小型の毛虫。毛に触れるとかゆくなる。カルホス、オルトランなどで退治。

ハムシ類
ハムシ類は小型の甲虫。成虫、幼虫ともに葉を食害する。サンゴジュハムシ(写真)は年一回発生で、新葉が展開すると幼虫が、成虫は7月ごろの葉を食害する。テントウミノハムシはモクセイ、ヒイラギ、ヒイラギモクセイの葉を、ニレハムシはハンノキ、サクラ、シラカバなどを食害。その他のハムシ類がおもに広葉樹の葉を食害する。カルホスの散布がいい。
オオミズアオ

体長70mm、5〜6月、8〜9月年二回発生。
ヒメシロモンドクガ

かなりの雑食性。長毛と背面が白くて目立つ叢毛を持った4cmばかりの毛虫。6〜7月、9月〜10月2回発生。
ホタルガ

ヒサカキを食害する。年2回発生。4〜6月、8〜9月にみられる。若齢幼虫は葉肉のみ食べるので、食痕は黄色い斑紋となって現れる。




その他の害虫

コナジラミ類・・・・・多くの種は葉裏に群生して吸汁する。約一ミリのハエ状。翅が白い粉で覆われ、活発に飛び回る。エカチン。オルトランなど全身性のある殺虫剤が合理的。