
杉並区|五葉松の高さを変えず枝の重なりを整理した剪定事例
東京都杉並区で、五葉松の剪定を行いました。
今回の五葉松は、高さを低くしたり、全体を大きく切り詰めたりする必要がある木ではありませんでした。
長い年月をかけてつくられてきた枝があり、その枝ぶりをできるだけ残しながら、古葉を取り、重なって見える枝を整理しています。
松は、切れば切るほどきれいになる木ではありません。
一本の枝をなくすだけで、それまで長い時間をかけてつくられてきた姿が大きく変わることがあります。
そのため今回は、
「どこまで小さくするか」ではなく、「今ある枝をどう生かすか」
を考えて剪定しました。
今回の五葉松剪定・施工概要
施工地域
東京都杉並区
庭木
五葉松
作業内容
古葉取り・不要枝の整理・枝抜き
剪定の目的
高さや大きさを大幅に変えず、今ある枝ぶりを生かしながら枝の重なりを整理する
剪定料金
今回は庭全体のお手入れの一部として作業しているため、五葉松1本だけの料金ではありません
剪定前の五葉松
【ここに剪定前写真】

剪定前は古葉が残り、枝と枝の間が少し重く見える状態でした。
五葉松は葉の量が増えてくると、外側から見たときに枝の流れが分かりにくくなることがあります。
だからといって、枝先を次々に切って小さくすればよいわけではありません。
今回の五葉松には、これまで手を入れながら育てられてきた枝があります。
まず木全体を見て、
どの枝がこの松の姿をつくっているのか。
どの枝が重なって見えているのか。
どこに空間をつくれば枝の流れが見えるようになるのか。
そのあたりから考えました。
今回は五葉松の高さを変えませんでした
庭木の剪定というと、
「伸びたから短くする」
「大きくなったから低くする」
というイメージを持たれることがあります。
しかし今回の五葉松は、高さそのものに大きな問題はありませんでした。
むしろ高さを下げるために上部の枝を大きく切ってしまうと、現在の五葉松が持っている姿を崩す可能性があります。
松の枝は、一度切ってしまえば簡単に元へ戻すことはできません。
特に長い年月をかけて横へ伸びた枝や、幹とのバランスをつくっている枝は、その木の姿を決める大切な部分です。
そのため今回は高さを変えず、
今ある骨格を残したまま、枝と葉の重なりを軽くする
ことを優先しました。
古葉を取りながら枝の流れを確認します
年末のお手入れとして、まず古葉を取りながら木の中を見ていきます。
古い葉が多く残っていると、枝が必要以上に重く見えます。
古葉を取り除くことで、枝の付け根や細かな枝の流れが見えやすくなり、
「この枝は残した方がよい」
「ここは枝が重なっている」
という判断もしやすくなります。
ただ葉を減らして透かすことが目的ではありません。
五葉松らしい枝の重なりを残しながら、必要なところに空間をつくっていきます。
重なっている枝をすべて切るわけではありません
枝が重なっているからといって、片方をすべて切ればよいわけではありません。
庭木は平面ではなく、立体として見ます。
正面から見ると重なっているように見える枝でも、少し角度を変えると奥行きをつくる大切な枝であることがあります。
反対に、形のよい枝でも、別の大切な枝を隠していたり、枝同士が近すぎて重く見えたりする場合には整理することがあります。
今回も、
残す枝。
少し整理する枝。
元から抜く枝。
それぞれを見ながら剪定しています。
枝をたくさん切ることではなく、残した枝がきれいに見えるようにすることを大切にしました。
「向こう側が少し見える程度」に整える
五葉松を必要以上に透かしてしまうと、枝が寂しくなり、その木が持っていた重みまで失ってしまうことがあります。
反対に葉や枝を残しすぎれば、全体が一つの塊のように見えてしまいます。
今回の剪定では、枝と枝の間から向こう側がわずかに見える程度を目安にしています。
完全に透かしてしまうのではありません。
枝の間に少し暗いところがあり、少し明るいところがある。
枝の手前と奥が見える。
その濃淡があることで、松に奥行きが生まれます。
庭木は、均一にすっきりさせることだけが美しさではないと考えています。
五葉松は「切った量」より「残した枝」が大切です
松の剪定では、作業後にどれだけ枝葉が減ったかだけを見ることはできません。
例えば一本の太い枝を切れば、見た目は大きく変わります。
しかし、その一本が長い年月をかけてつくられてきた大切な枝であれば、切らない方がよい場合があります。
反対に、細い枝一本を抜くだけで、後ろに隠れていた枝が見え、木全体が軽く見えることもあります。
庭師草庵では、
「たくさん切ったからよい剪定」
とは考えていません。
どの枝を残せば、その木らしい姿になるのか。
今回の五葉松でも、そこを一番大切にしました。
剪定後の五葉松
【ここに剪定後写真を大きく掲載】

剪定後は、五葉松の高さや大きな骨格をほとんど変えず、古葉と枝の重なりを整理しました。
枝の間に空間ができたことで、剪定前よりも一本一本の枝の流れが分かりやすくなっています。
木を大幅に小さくしたわけではありません。
それでも、葉と枝の密度を整えることで印象は変わります。
今回の剪定で大切にしたのは、
五葉松を別の形にするのではなく、もともと持っている姿を見えやすくすること。
剪定によって形を押しつけるのではなく、今ある枝を生かして整えました。
毎年同じように剪定する必要はありません
松のお手入れも、毎年まったく同じ作業を繰り返すものではありません。
今年よく伸びた枝。
前年に整理したことで落ち着いている枝。
これから育てたい枝。
木の状態は毎年変わります。
今回枝を整理した場所も、来年同じように切るとは限りません。
次にどの芽が伸びるのか。
残した枝がどのような姿になるのか。
木の変化を見ながら、次の手入れを考えます。
庭木は一度の剪定で完成するものではなく、年月をかけて少しずつ姿をつくっていくものだと思っています。
今回の五葉松の剪定料金について
「今回は庭全体のお手入れの一部として作業しているため、五葉松1本だけの料金ではありません。」
としてください。
五葉松の剪定料金は、単純に木の高さだけでは決まりません。
木の大きさ。
枝葉の量。
これまでどのように仕立てられてきたか。
古葉取りをどの程度行うか。
枝をどの程度整理するか。
梯子を使用する作業環境。
こうした条件によって必要な時間が変わります。
庭師草庵では、庭木一本から庭全体のお手入れまで、実際の木を見ながら作業内容と料金をご説明しています。
杉並区で五葉松・庭木の剪定をお考えの方へ
庭師草庵は東京都練馬区を拠点に、杉並区をはじめ東京都内で庭木の剪定や庭のお手入れを行っています。
五葉松や松の剪定について、
「枝が混んできた」
「以前の形をできるだけ残したい」
「大きく切らずに整えてほしい」
「昔からある松なので、枝を大切にしたい」
「どの程度剪定すればよいか分からない」
そのようなご相談でも構いません。
五葉松は、切った枝を簡単に元へ戻すことができません。
そのため、まず現在の木を見て、残した方がよい枝と整理した方がよい枝を考えます。
小さくすることだけを目的にせず、長い年月をかけて育ってきた枝を生かしながら手入れすることを大切にしています。
杉並区で植木屋や庭師をお探しの方、五葉松をどのように手入れすればよいかお悩みの方はご相談ください。
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