東京都杉並区で施工した、四ツ目垣と清水垣、オリジナル木戸の施工例です。

玄関のすぐ横に庭があり、お客様からは「人が簡単に入れないよう、庭の入口を仕切ってほしい」とご相談をいただきました。

ただし、垣根のすべてを目隠しにする必要はありませんでした。

向かって左側は、人の立入りを抑えながら庭の景色を閉じすぎない四ツ目垣に。奥に窓がある右側は、外からの目線を遮る清水垣にしました。

庭への入口には、現場に合わせて製作した木戸を取り付けています。

杉並区での清水垣、四ツ目垣・木戸の設置施工例
杉並区での清水垣、四ツ目垣・木戸の設置施工例

杉並区での竹垣と木戸の施工内容

施工地域:東京都杉並区

施工時期:2月

施工内容:四ツ目垣、清水垣、オリジナル木戸の製作・設置

使用材料:真竹、防虫剤を注入した杉材

ご要望:玄関横の庭への立入りを抑え、窓の前には目隠しを設けたい

玄関横の庭へ人が入りにくい仕切りをつくる

杉並区の竹垣と木戸を施工する前の玄関横の庭
杉並区の竹垣と木戸を施工する前の玄関横の庭

こちらのお庭は、玄関の横から庭へ入れるつくりになっていました。

道路や玄関に近い庭は、出入りしやすい反面、敷地の内側と外側との境目が曖昧になることがあります。そのため今回は、庭の入口に竹垣と木戸を設け、人がそのまま庭へ入らないようにすることが第一の目的でした。

しかし、入口全体を高い目隠しで囲ってしまうと、玄関横が重く見え、庭の景色まで閉ざされてしまいます。

そこで、それぞれの場所に必要な役割を考え、左側と右側で竹垣の形を変えました。

左側には、庭の景色を残す四ツ目垣

向かって左側には、四ツ目垣を施工しました。

四ツ目垣は、竹を縦横に組み、四角い空間を残してつくる透かし垣です。向こう側が適度に見えるため、完全な目隠しにはなりませんが、庭と通路との境界を示し、人が不用意に立ち入ることを抑える仕切りになります。

この場所で必要だったのは、視線を完全に遮ることではなく、人がそのまま庭へ入れないようにすることでした。

そのため、庭の明るさや奥行きを残せる四ツ目垣が、この場所の役割に合っていると判断しました。

目隠しの必要がない場所まで閉じるのではなく、庭の景色を見せながら、必要な境界をつくっています。

窓のある右側には、真竹を使った清水垣

杉並区での清水垣と四ツ目垣と木戸の設置例
杉並区での清水垣と四ツ目垣と木戸の設置例

向かって右側の奥には、建物の窓があります。

こちら側は立入りを抑えるだけでなく、外から窓へ向かう目線を遮る必要がありました。そのため、透けて見える四ツ目垣ではなく、立子を細かく並べる清水垣を施工しています。

立子とは、竹垣に縦方向へ並べる竹のことです。今回は、その立子に真竹を使用しました。

真竹を縦に並べることで、四ツ目垣よりも見通しを抑え、窓の前に自然な目隠しをつくっています。

同じ玄関横であっても、左側は「立入りを抑える場所」、右側は「目線を遮る場所」です。二つの目的を分けて考え、それぞれに合う竹垣を選びました。

庭の入口に合わせてオリジナルの木戸を製作

杉並区でのオリジナル木戸
杉並区でのオリジナル木戸

四ツ目垣と清水垣の間には、庭へ出入りするための木戸を設けました。

既製品の木戸を当てはめるのではなく、両側の竹垣と庭の入口に合わせて製作したオリジナルの木戸です。

木戸には、防虫剤を注入した杉材を使用しています。屋外で使う木戸であることを考え、材料の段階から傷みにくさへ配慮しました。

杉材の表面は一度焼いて仕上げています。塗料で色を付けたものではなく、杉の表面を焼くことで木目を見せ、竹垣になじむ落ち着いた色合いにしました。

塗装はしていません。真竹の色と焼いた杉の色は同じではありませんが、異なる自然素材を組み合わせることで、木戸の形が竹垣の中で程よく引き締まって見えます。

三つを同じ形にせず、場所ごとの役割を分ける

今回の施工で大切にしたのは、四ツ目垣、清水垣、木戸を一つの形でそろえることではありません。

左側は庭の景色を残しながら立入りを抑える場所、右側は窓への視線を遮る場所、中央は必要なときに人が出入りする場所です。

それぞれの役割が違うため、竹の組み方や見通し方も変えています。

すべてを高い垣根で囲えば目隠しにはなりますが、玄関横の庭が閉鎖的に見えることがあります。反対に、すべてを四ツ目垣にすれば庭は明るく見えますが、窓の目隠しとしては足りません。

必要な場所だけを隠し、見せてもよい場所には抜けを残す。その判断によって、庭の使いやすさと玄関まわりの景色を両立させました。

竹垣と木戸は、庭の境界を景色として整えられます

庭への立入りを抑える方法は、金属製のフェンスや既製品の門扉だけではありません。

四ツ目垣のような透かし垣は、庭の景色を残しながら境界をつくれます。清水垣のように立子を並べる竹垣は、窓や庭の一部を自然に隠す背景になります。

さらに木戸を組み合わせることで、人の出入りを保ちながら、庭の入口を一つの景色としてまとめられます。

大切なのは、垣根の種類を先に決めることではなく、その場所で何を防ぎ、何を隠し、どの景色を残したいかを整理することです。

庭師草庵では、庭の広さや建物との位置関係、窓からの見え方、日常の動線を確認し、それぞれの場所に合う竹垣や木戸を考えます。

天然竹と無塗装の木戸の今後について

天然の真竹は、施工したときの色がそのまま続くものではありません。雨や日差しを受けながら、次第に落ち着いた色合いへ変化していきます。

木戸に使用した杉材も無塗装のため、時間の経過とともに表面の色が変わります。

また、竹垣は竹の割れや結びの緩み、木戸は開閉の具合や金具まわりなどを、ときどき確認する必要があります。

天然素材は変化を避けるものではなく、その変化を見ながら必要な時期に手を入れることで、庭になじんだ姿になっていきます。

杉並区で竹垣や庭の木戸をご検討の方へ

庭の入口を仕切りたい場合でも、すべてを目隠しにする必要があるとは限りません。

人の立入りだけを抑えたい場所、窓や室内への視線を遮りたい場所、庭へ出入りするために開閉できる木戸が必要な場所など、同じ敷地の中でも求められる役割は異なります。

庭師草庵では、一種類の垣根を一律に設けるのではなく、庭と建物の関係を見ながら、四ツ目垣、清水垣、木戸などを組み合わせて施工します。

杉並区をはじめ、東京都内で竹垣の新設や改修、庭の目隠し、木戸の製作をご検討の方はご相談ください。

竹垣の特徴や選び方については、「竹垣の種類・費用・選び方と東京での施工例」もご覧ください。

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よくあるご質問

四ツ目垣は目隠しになりますか?

四ツ目垣は竹の間から向こう側が見えるため、完全な目隠しには向いていません。庭の景色や明るさを残しながら、敷地の境界を示したい場所や、人の立入りを抑えたい場所に適しています。

窓の前だけ目隠しを高くすることはできますか?

現場の広さや窓の位置によりますが、目線が気になる場所だけ垣根の形や高さを変えることは可能です。今回の施工でも、窓のある右側に清水垣を設け、左側は透け感のある四ツ目垣にしています。

竹垣に合わせて木戸もつくれますか?

庭の入口や両側の垣根に合わせた木戸の製作も承ります。設置場所の幅、開閉する方向、竹垣との見え方などを現地で確認して考えます。

天然の竹垣は手入れが必要ですか?

天然竹は年月とともに色が変わり、割れや結びの緩みが生じることがあります。状態を確認し、必要に応じて結び直しや部分的な交換を行います。

杉並区での施工には、建仁寺垣を使った目隠しや、庭木の枝ぶりを生かした剪定の事例もあります。

竹垣や木戸の施工と併せて、庭の手入れもご検討の方は、杉並区での庭仕事をまとめたページをご覧ください。

→ 杉並区の植木屋・庭師草庵|竹垣・庭木の剪定・庭づくりのご案内

この竹垣と木戸を施工した植木屋・庭師

庭師草庵の代表
庭師草庵の代表

庭師草庵 鈴木順

東京都練馬区を拠点に、杉並区をはじめ東京都内で、竹垣、庭の木戸、庭づくり、庭木の剪定を行っています。

今回の施工では、ご相談から材料選び、四ツ目垣・清水垣・木戸の製作まで担当しました。目隠しの強さを一律にせず、窓の位置や庭への動線を見ながら、場所ごとに必要な垣根を考えています。

庭師草庵の仕事や事業者情報はこちらをご覧ください。

庭師草庵の事業者情報|東京の植木屋・庭師

庭師草庵は東京都練馬区を拠点にし都内各地で庭木の剪定、植栽、庭づくり、竹垣・生垣などを行う植木屋・庭師です。自然美を追求する庭造りを目指し、お客様のイメージを…

竹垣や庭の木戸についてのご相談は、現在のお庭で困っていることや、目隠しをしたい場所をお知らせください。

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