東京都練馬区で、古くなった建仁寺垣(けんにんじがき)を作り替えました。
お庭の南側にあるこの垣根は、隣家からの視線を遮り、境界を仕切るためのものです。垣根がなくなるとお庭が隣家から直接見えてしまうため、これからも必要な目隠しでした。
今回は「以前と同じつくりでよいので、新しくしてほしい」というご希望を受け、柱も竹もすべて交換しました。天然の真竹(まだけ)を使った、高さ約1.8m、長さ約5間(約9m)の建仁寺垣です。

施工概要
- 施工場所:東京都練馬区
- 施工時期:2月
- 施工内容:既存の建仁寺垣を解体し、柱・竹をすべて交換
- 目的:隣家からの目隠し、境界の仕切り
- 高さ:約1.8m
- 長さ:約5間(約9m)
- 竹材:天然の真竹
- 柱:内部に薬剤を注入した焼杉丸太
- 仕上げ:お客様のお庭側を表にした片面仕上げ
- あわせて行った作業:解体後、垣根周りの蔓草の根を一部除去
崩れかけた垣根を、以前と同じつくりで新しく
古い建仁寺垣は全体に傷みが進み、崩れかけた状態でした。今回は一部の補修ではなく、柱を含めてすべて作り替えています。
お客様が希望されたのは、垣根の種類や見た目を大きく変えることではなく、これまでと同じつくりで新しくすることでした。
南側の目隠しとしての役割を保ち、見慣れた建仁寺垣の姿を引き継ぐ。そのご希望に沿って、天然竹の垣根をつくり直しました。
真竹を使い、お庭側を表にした片面仕上げに
竹には天然の真竹を使用しました。高さは約1.8m、長さは約5間です。
今回は両面仕上げではなく、お客様のご希望により片面仕上げとしています。お客様が普段眺めるお庭側を表にし、隣家側が裏になるつくりです。
庭の中から目にする面を整えながら、隣家からの視線を遮る垣根として仕上げました。

柱には、内部に薬剤を注入した焼杉丸太を使用
垣根を支える柱には、内部に薬剤を注入した焼杉丸太を使用しています。
表面を焼いた杉の丸太で、内部にも処理が施された材料です。
以前と同じつくりを引き継ぎながら、柱の材料については耐久性にも配慮しました。
竹とともに柱もすべて交換し、新しい建仁寺垣を支える部分からつくり直しています。
解体した機会に、垣根に絡む蔓草の根も一部除去
こちらのお庭では、夏になると蔓草が垣根に絡みます。
そこで、古い建仁寺垣を解体したあと、垣根周りにある蔓草の根を一部取り除きました。除去したのは一部ですが、新しい垣根を設ける前に、周囲にも手を入れています。
垣根の作り替えにあわせて、普段その場所で気になっていることにも対応した作業です。
目隠しをつくり直し、仕上がりを喜んでいただけました
崩れかけていた垣根が、新しい真竹の建仁寺垣になりました。南側の目隠しをつくり直し、お客様からも「きれいに仕上がった」と喜んでいただけました。
庭の工事には、新しい姿に変える仕事もあれば、慣れ親しんだ姿を引き継ぐ仕事もあります。
今回は、これまでと同じ建仁寺垣で、暮らしに必要な目隠しを整えた施工です。
練馬区で、古くなった竹垣の作り替えをご検討の方へ
「竹垣が傷んできたけれど、今の庭の雰囲気は残したい」
「隣家からの視線を遮るため、これからも垣根が必要」
「以前と同じつくりで直せるか相談したい」
そのようなときは、今の垣根の状態と、ご希望をお聞かせください。
庭師草庵では、練馬区を拠点に、天然竹を使った竹垣の施工や作り替えを承っています。現地の状態を確認し、残したい庭の姿や目隠しとして必要な役割を伺いながら、施工内容をご相談いたします。
竹垣の種類や費用の考え方については、こちらでご案内しています。
練馬区での庭木の剪定や垣根の施工など、ほかの庭仕事もご紹介しています。
この記事を書いた人

庭師草庵 代表 鈴木 順
東京都練馬区を拠点に、庭木の剪定、植栽、庭づくり、天然竹を使った竹垣の施工などを行っています。
1990年に植木屋の仕事を学び始め、1999年に庭師草庵として独立しました。
庭の中で樹木や垣根が担っている役割と、そこで暮らす方のご希望を大切にしています。
竹垣の作り替えでも、目隠しとしての必要性や、お庭から眺めたときの姿を考えながら仕事をしています。
この記事では、実際に施工した練馬区の建仁寺垣について、ご相談内容と作業の内容をご紹介しています。

